宙畑 Sorabatake

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Intuitive Machinesが月の通信ネットワークと測位サービス構築でNASAと契約。約6900億円相当【宇宙ビジネスニュース】

【2024年9月23日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

月面への輸送サービスなどを手がけるIntuitive Machinesは9月17日、NASAから月での通信ネットワークと測位サービスの構築についての契約を締結したことを発表しました。契約期間は5年間(5年間のオプション期間あり)で、最大48億2000万ドル(約6930億円相当)が段階的に支払われる予定です。

Intuitive Machinesは月の衛星コンステレーションを構築し、輸送サービスの充実や4K解像度のビデオデータの伝送や測位サービスの提供などを目指す考えです。これらのサービスについてNASAは、まずは有人着陸システムや有人月面探査車(LTV)、商業月面輸送サービス(CLPS)で使用されることを期待していると説明しています。

Intuitive Machinesは2024年2月に民間としては初めての月面着陸を成功させた企業です。4月にはNASAと有人月面探査車の開発契約を締結したことを発表していました。今回新たに通信ネットワークと測位サービスの構築についての契約を締結したことで、Intuitive Machinesは事業の幅を広げ、月探査の基盤を担う企業となったと言えそうです。

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参考

NASA Awards Intuitive Machines Near Space Network Contract with a Maximum Potential Value of $4.82 Billion

NASA Selects Lunar Relay Contractor for Near Space Network Services

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