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SpaceBDが「衛星の航空輸送に係る申請代行サービス」を開始。リチウムイオン電池空輸の申請も一括で対応【宇宙ビジネスニュース】
【2024年10月28日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
衛星の打ち上げやISSでの宇宙実験のアレンジといった事業を手がけるSpaceBDは、「人工衛星の航空輸送に係る申請代行サービス」を10月より開始したことを発表しました。
日本で製造した衛星を海外で打ち上げる場合は、その衛星を国外に輸送することになりますが、衛星に組込まれるリチウムイオン電池の空輸には関係国の特別な承認が必要なケースが多くあります。SpaceBDによると、複数国の承認を要すケースもあり、手続き自体の煩雑さやそれによるリードタイムの長期化が衛星開発事業者の負担のひとつになっているといいます。
そこでSpaceBDはさまざまな打上げ手段を提供してきた豊富な実績を活かし、人工衛星の航空輸送に必要な一連の承認を取得するための申請業務を当社が一括して請負う「人工衛星の航空輸送に係る申請代行サービス」を開始しました。
SpaceBDの担当者は「日本国内で開発された人工衛星の国外での円滑な打上げや、海外の人工衛星の日本での円滑な打ち上げの支援を通じて、宇宙産業のさらなる拡大に貢献してまいります」と述べています。
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