ASTRO GATEがスペースポートの参入戦略検討や導入支援などを行うコンサルティングサービスを提供開始【宇宙ビジネスニュース】
【2024年12月2日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
スペースポートの企画運営を手がけるASTRO GATEは12月2日、国内外向けに「事業直結型宇宙コンサルティングサービス」の提供を開始しました。
ASTRO GATEは、SPACE COTANで北海道スペースポートの企画運用を担っていた大出大輔さんが2024年3月に創業したスタートアップ企業です。
8月には福島県南相馬市と宇宙関連事業の促進に向けて連携協定を締結しました。AstroXが11月に南相馬市で実施した超小型ハイブリットロケットの発射実験の支援も手掛けています。
南相馬市で超小型ハイブリットロケットの発射実験。気球からロケットの空中発射を目指すAstroXらが実施【宇宙ビジネスニュース】
今回発表された事業直結型宇宙コンサルティングサービスは、新規事業として宇宙に取り組む企業に対して、調査・分析や参入戦略検討といった企画/検討段階から、開発した事業の導入支援まで、包括的なご支援を提供します。
代表取締役社長の大出さんによると、国内大手企業からコンサルティングの引き合いが多くあったことが、今回サービスの提供開始に至るきっかけになったということです。大出さんは意気込みをこう話しました。
「私たちが目指すのは、我々の有する実務での経験や知見、コンサル経験を有するエキスパートメンバーを核とした、着実に事業として前に進めていくことのできるコンサルティングです。通常のコンサルティングサービスでは受託会社の固定費や間接経費等、様々な費用が計上されているため高価かつ実際に宇宙事業を営んでいないケースが多いですが、我々は必要以上のものは持たず少数精鋭で体制を組み、我々自身も宇宙事業を手掛けているため期間をできる限り短くかつ安価に、そして事業者視点からのコンサルティングを提供することが可能です。
そのうえ、今回新たに野村総合研究所にて宇宙コンサルタントとして専門的に業務に従事した経験を持つ原田を迎えました。これによって大手コンサル会社に引けを取らない、クオリティの高いコンサルティングサービスを提供できると考えております。スペースポートやまちづくりの事業で成功することを目的とした当社が一緒に事業開発することで、地に足がついた形で着実に事業を前に進めつつ、最終的にお客様の求めるゴールに向けて伴走していくことを目標としております。」
また、宇宙産業およびスペースポートに関するレポートの無料配布も開始するということです。(申し込みは こちら から)