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ICEYEが資金調達。24年の調達総額は約250億円に【宇宙ビジネスニュース】
【2024年12月23日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
SAR衛星事業者のICEYEは12月18日、4月に発表した9,300万ドルの成長資金調達ラウンドの延長を6,500万ドルで完了したことを発表しました。
出資したのはSolidium Oy、BlackRock、Seraphim、Plio Limited、Christo Georgievが運用するファンドです。今回の調達により、2024年の調達総額は1億5800万ドル(約247億円)に達し、累計の調達額は5億ドル(約782億円)を越えました。
今回調達した資金についてICEYEは「SAR衛星コンステレーション、情報・監視・偵察(ISR)プラットフォーム、関連システムのさらなる開発への投資を拡大します」と説明しています。
ICEYEは2014年に創業したフィンランド発のベンチャー企業で、現在はフィンランドのほか、ポーランド、スペイン、英国、オーストラリア、日本、UAE、ギリシャ、米国にオフィスを構え、700名以上の従業員がいます。
12月21日には新たに2機のSAR衛星を打ち上げました。創業以来の打ち上げ機数は40機、2024年は9機の衛星を打ち上げました。
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参考
ICEYE closes $65M extension to existing growth funding round for a total of $158M raised in 2024