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QPS研究所、Rocket Labと合計8機分の衛星打ち上げ契約締結。25年に6機打ち上げ予定【宇宙ビジネスニュース】
【2025年3月3日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
QPS研究所は2月28日、Rocket Labと小型SAR衛星「QPS-SAR」4機分の打ち上げ契約を締結したことを発表しました。同社は2月5日にも衛星4機分の打ち上げ契約の締結を発表しており、今後、合計8機の衛星をRocket Labのエレクトロンロケットで打ち上げることになります。
2025年に6機、2026年に2機の打ち上げを計画しており、最初の打ち上げは早くも来月3月に打ち上げられる予定です。各ロケットには衛星が1機ずつ搭載され、打ち上げられます。なお、QPS研究所によると、8機すべてをRocket Labが連続して打ち上げるのではなく、他社のロケットとも調整しながら進めていく予定だということです。
代表取締役社長 CEO 大西 俊輔さんは「この契約によって、今後2年間のうちに弊社の衛星コンステレーション構築計画が進むことを思うとワクワクするのと同時に、着実に実現できるよう気を引き締めて尽力して参ります」と述べています。
QPS研究所は36機のコンステレーションの構築を目指しており、現在は7号機と8号機の運用が行われています。
同じくSAR衛星コンステレーションの構築を進めるSynspectiveも、2024年にRocket Labと10機の衛星打ち上げ契約を締結しており、Rocket Labによる日本の衛星の打ち上げ契約受注が続いています。
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