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北大認定スタートアップLetara、シードラウンドで総額約11.3億円を調達。推進機の開発を加速【宇宙ビジネスニュース】
【2025年3月21日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
衛星などの宇宙機用推進機を開発・製造するLetaraは3月12日、シードラウンドで新たに総額6.5億円の追加調達を実施したことを発表しました。
Letaraは北海道大学宇宙環境システム工学研究室で研究されてきた技術を社会実装するために2020年に設立されたスタートアップ企業です。燃料にプラスチックを採用することで、従来のエンジンが抱える爆発性・危険性・高価格などの問題を解決するということです。
同社は2024年12月にもシードラウンドで4.8億円の調達を実施しており、これまでの調達額は補助金などを含め累計総額で約18億円に上ります。インキュベイトファンドや三菱UFJキャピタルらが出資しており、今回の追加調達で全日空商事、SMBCベンチャーキャピタルが新たに出資しました。今回調達した資金は、宇宙機用推進機の宇宙実証に向けた開発の加速に充てる計画だといいます。
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