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岩谷技研の成層圏遊覧フライト、6月以降に実施へ。第一号機の名称は「かざぶね」に決定【宇宙ビジネスニュース】

【2025年4月14日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

気球による成層圏の遊覧フライトの提供を目指すスタートアップ岩谷技研は、遊覧フライトの商用第一号機の名前を「かざぶね」に決定したことを4月1日に発表しました。(かざぶねの由来はオランダ語の気球を蘭学者が「風船」と訳したことで、その訓読み)

岩谷技研

なお、打ち上げは2025年6月以降に予定しているということです。

岩谷技研は、発明家の岩谷圭介さんが2016年に創業した企業です。自社開発した高高度ガス気球によって、成層圏の高度18,000~25,000mを飛行し、青い地球と上空の宇宙空間を船内から遊覧することが可能なサービスを提供する予定です。同社は北海道十勝地方で有人飛行試験を行い、成層圏への到達を果たしています。

高高度気球を使用した成層圏の遊覧フライトの提供を目指す企業は複数ありますが、商用フライトの実施に至った企業はなく、岩谷技研が初の実施企業となる可能性があります。

商用第一号機のネーミングを募集する「OPEN UNIVERSE チャレンジ」キャンペーンは、1月16日から3月9日にかけて4,983案(有効案数)の応募があったといいます。今回選ばれた名称は、第一号機の機体(キャビン)へ印字されるほか、各種広報・イベントなどでの情報発信に使用されます。

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参考

岩谷技研の宇宙遊覧フライト 世界初となる商用第一号機のネーミングは「かざぶね」に決定

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