7月5日、宇宙業界特化のキャリアイベント開催! エンジニア、事業開発、コーポレート……すべての職種が関われる宇宙業界の可能性がここに
2025年7月5日、宇宙業界に特化した最大規模のキャリアイベント『SPACETIDE Career Connect 2025 Summer』が開催。イベントの概要や出展企業、特別なトークセッションについて紹介します。
2025年7月5日(土)13:00 – 17:00 (12:30〜開場)にて、ビジョンセンター東京虎ノ門 T-LITEで宇宙業界に特化した最大規模のキャリアイベント『SPACETIDE Career Connect 2025 Summer』が開催されます。

本イベントには、すでに後述する宇宙関連の企業や官公庁、スタートアップなど21社が出展予定となっているようです。
また、当日は宇宙飛行士の山崎直子さん、宇宙兄弟の初代・編集担当である佐渡島庸平さん、SPACETIDEの代表理事である石田真康さんのトークセッションが予定されています。
宇宙業界というと理系、技術者といった印象がありますが、ビジネス層/コーポレート層の方々向けのポジションも数多くあると告知ページには記されており、上記のトークセッションでは、宇宙飛行士から見た宇宙産業の従事者(飛行士だけが目立つが、いろんな人に支えられていることなど)のお話を山崎さんから、また、佐渡島さんには宇宙兄弟編集を経てのキャリアの描き方や宇宙に携わる人の思い、起業家としてのキャリアのお話を語っていただく予定とのことです。
イベントを通して、参加者が、様々なスキルやキャリアを持つ人に宇宙業界の門戸が開かれていると気づくようなイベントになると想定されます。
以下、イベントの概要と現時点で出展が予定されている企業、参考となる宙畑記事についてまとめています。
(1)『SPACETIDE Career Connect 2025 Summer』の概要
・日時
2025年7月5日(土)13:00 – 17:00 (12:30〜開場)
・タイムスケジュール
-13:00-13:15 インプットセッション「宇宙ビジネスの現在地と未来」(SPACETIDE CEO 石田真康氏)
-13:20-13:50 特別トークセッション「キャリアの選択肢に“宇宙”がある時代へ~ 夢、現実、そして次の一歩 ~(予定)」(佐渡島庸平氏、山崎直子氏、石田真康氏)
-14:00-15:00 出展企業ピッチ(全出展企業担当者による採用ピッチセッション)
・場所
ビジョンセンター東京虎ノ門 T-LITE 5F(地下鉄虎ノ門ヒルズ駅すぐ)
・費用
無料
・持参品
-名刺2枚(※1枚は受付で提出、1枚はご自身でネームホルダーに入れていただきます。名刺を持っていない方も参加可能。)
-履歴書の持参も可能(任意)
・申し込み方法
Peatixでチケットの登録
(2)出展企業
当日の14時からは各社の担当者がリレー形式で自社紹介と募集職種をピッチする時間があります。以下の出展企業を見ると、人工衛星開発、宇宙データ活用、ロケット打ち上げ、国のプロジェクトなど、分野は多彩です。繰り返しになりますが、エンジニア職はもちろん、営業、広報、経理、人事といったビジネス系やコーポレート系の募集も用意されているでしょう。会場には各社のブースも準備されているようなので、気になる会社があれば担当者に直接お話されてみてください。
<出展企業>※アルファベット順
株式会社アークエッジ・スペース
株式会社アストロスケール
株式会社アクセルスペース
防衛装備庁
株式会社ElevationSpace
株式会社本田技術研究所
株式会社IHI
将来宇宙輸送システム株式会社
インターステラテクノロジズ株式会社
株式会社ispace
株式会社岩谷技研
有人宇宙システム株式会社
株式会社Penetrator
株式会社QPS研究所
株式会社三技協
セーレン株式会社
一般財団法人リモート・センシング技術センター
スカパーJSAT株式会社
Space BD株式会社
SPACE COTAN株式会社
株式会社Synspective
<後援機関>
経済産業省(申請中)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
<協力学生団体>
ASE-Lab.(勉強会コミュニティ)
SDF(宇宙開発フォーラム実行委員会)
TELSTAR(宇宙広報団体)
また、すべての出展企業を網羅できているわけではありませんが、多くの企業様の取組について「宇宙ビジネス企業81社とゆく年くる年、2024年のトピックと2025年の展望」にて掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
(3)宙畑の「宇宙産業で働く」関連記事の紹介
イベント参加にあたり、宙畑にある宇宙産業で働くことをイメージできる関連記事をいくつか紹介します。
まず、宇宙産業の盛り上がりにおけるスピード感や期待感を知るうえで、今回のイベントの主催であるSPACETIDEの代表理事、石田真康さんのインタビュー記事は非常におすすめです。
「宇宙産業の発展を通じて未来をつくる」SPACETIDE代表石田真康さんが宇宙産業と歩んだ10年とこれからの10年
また、2024年10月より、宙畑では非宇宙業界方宇宙業界に転職した方に焦点を当てた連載「WhySpace~なぜあなたは宇宙業界に?~」を掲載しています。

職種別に記事をまとめてみましたので、ぜひイベントの参加前にこちらもご覧ください。
【コーポレート・経営】
・「そこまで構えなくてよかった」人事のプロが宇宙ベンチャーのCHROになって変えた3つのこと
・【宇宙産業の3つの伸びしろ】 三井物産を経て、宇宙商社を起業した永崎さんが考える良い契約とは
【事業開発】
・「個人の成長×社会を前進させる使命感」通信大手企業の新規事業コンペ最優秀賞を経てインフォステラを選んだ理由
・「『技術』と『ソリューション』は別物」日立システムズの営業から宇宙業界に入って最初に感じた違和感と伸びしろ
・「(最初は)儲かる匂いがしなかった」P&Gの経営管理から宇宙ビジネスに参入して気づいた宇宙という極限環境のポテンシャル
【エンジニア】
・「原理原則には多くの共通点がある」宇宙業界はノーマークだった自動車業界出身エンジニアが考えるロケット開発の面白さとチャレンジ
・「技術は裏切らない」クックパッドのソフトウェアエンジニアが宇宙ビジネス企業に転職したワケ
・「マーケットごと自社サービスを作りこめる」SIerからQPS研究所に転職したソフトウェアエンジニアの今と展望
【通訳】
・「我ながら良いチョイスだった」名誉あるコンサルか名の知れない宇宙ベンチャーの2択で宇宙を選んだ通訳者の今
(4)さいごに
イベントの告知ページから分かるのは、宇宙業界は様々な方に門戸を開いており、バックグラウンドが問われていないということ。
社会人経験を活かしたキャリアチェンジを考えている方、学校で学んだことを宇宙ビジネスに結び付けたい学生、スタートアップや官公庁の仕事に興味がある方など、様々な動機をもつ方が、宇宙ビジネスを身近に感じ、自分の可能性を探るチャンスです。7月5日は虎ノ門で、新しい職場や仲間と出会うきっかけをつかんでみてはいかがでしょうか。