宙畑 Sorabatake

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GEOINT2019 で様々な施策が発表される 第48回「今週のSPACE ENGLISH」

NGAとは。NROはblackskyが締結するようです。NASAが進めているEuropa Clipperのミッション、雲行き怪しいか。UrsaはICYEYと締結、新たな取り組みを始めます。

英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員TN.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。

今週は、5/26~6/9の14日間で『SpaceNews』内で頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を5個ご紹介します。

原文の記事について、記者(TOEIC600点)が読むのにかかった時間と記者の私見による難易度を三ツ星で記載しています。

読者の皆様もお時間のある時にぜひぜひ英語で生の情報を得ることにチャレンジしてみてください!


それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
   

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2019/5/26~2019/6/9

※()内の数字は該当期間の登場回数です

1.nga(35)

「NGA」はNational Geospatial Intelligence Agencyの略です。衛星画像の解析と取得及び米軍へのマッピングサービスの提供を行っています。

NGAが組織としてさらに向上していくために、情勢を理解し、将来り予測していくことが課題であるとRobert Sharp氏がコメントしました。

14500人を従業員として抱えるNGAがどのような、進化を成し遂げるのか注目です。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ!

?時間 10min.
?難易度★

NGAが不安定な世界に 対応するための挑戦とは

2.blacksky(23)

「blacksky」は衛星画像をサービスとして、提供する企業です。60の衛星を打ち上げることによって、世界各地の衛星映像をリアルタイムで提供しています。

アメリカの国防総省の機関の一つであるNRO(国家偵察局)が、これまでNGA(国家地理空間情報局)が行っていた役割を担うことになりました。これを踏まえ、NROはMaxarTechnologiesと3億ドルの契約を結びました。

さらに、画像データの入手方法を検討する企業としてblackskyと契約を結んだことを発表しました。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ!

?時間 15min.
?難易度★★

NROは画像の取得計画を民間と共有

3.europa(20)

「Europa Clipper」はNASAが進めている惑星間のミッションです。

2023年に衛星を打ち上げる予定です。木星の周りを周回し、木星の衛星であるエウロパを目指します。エウロパには地下に水の存在の可能性があり、現在も研究されています。

このミッションについて、NASAは、コストの増加の可能性があることを発表しました。2013‐2019までに7億8500万ドルを要求していまたが、現在、資金難に直面しているようです。

このままだと、2023年の打ち上げは難しいとしています。

今後どのような対策が取られるのか着目していきたいですね。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ!

?時間 15min.
?難易度★

Europa Clipperのコストとスケジュールに問題が。

4.geoint(19)

「GEOINT」は6月2日-5日にかけて米国テキサス州で情報空間財団が主催で行われたシンポジウムです。

NGAやNROのインテリジェンスアナリストたちが集結し、米国の安全保障や防衛に関して、議論が行われます。

今年のシンポジウムでは衛星画像解析の重要性について話題になりました。現在業界では、防衛や災害の対応を担う政府の組織と民間企業が協力しながら、お互いに成長しつつあることが確認されました。

防衛では先述したように、MaxarTechnologiesがNROと締結しました。また、SAR衛星は、雨雲レーダー解析ができ、災害時及び海上整備に役立つとされていることがこのシンポジウムで発表されました。

今後も衛星画像の更なる発展が見込めそうですね。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ!

?時間 18min.
?難易度★★

5.ursa(18)

Ursa Space Systemsは衛星データの解析を行っている会社です。

URSAは2018年、同じく衛星データを扱うICEYEと合意しました。そして、今月5日、SAR衛星による画像を共有し、再販する事を決定しました。

さらに、両社はICEYEのSAR衛星から得たデータを利用し、新しい解析サービスを開発する予定です。

URSAは他にも多くのSAR衛星事業者と契約を結びました。SARデータを他の情報源と組み合わせることで、顧客に「経済情報」を提供する事を目指します。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ!

?時間 17min.
?難易度 ★★

UrsaはIceyeとのレーダーデータの提携を拡大

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以上、第48回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。
これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
   
執筆者:ラディッシュ担当M.S.

※これまでの「今週のSPACEENGLISH」はこちら
   

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