キヤノン電子初の衛星打ち上げへ[週刊ニュース]
キヤノンの子会社であるキヤノン電子初の小型衛星の打ち上げが決まったニュースについて、その内容を紹介します
週刊宇宙ビジネスニュース2017.04.24-04.30
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2017年4月26日付の日経新聞によると、キヤノンの子会社であるキヤノン電子初の小型衛星の打ち上げが6月中旬に決まったとのことです。衛星は光学地球観測衛星「CE-SAT-Ⅰ」で、インドのPSLVロケットに搭載して打ち上げられます。
キヤノン電子が宇宙事業への参入を目指していることは2014年あたりで公表されており、当時からCE-SAT-Ⅰの開発も進められていました。CE-SAT-Ⅰには、狭い範囲を写す望遠カメラとしてキヤノンの一眼レフカメラ「EOS 5D mK Ⅲ」、広い範囲を写すカメラとしてコンパクトデジタルカメラ「Power Shot S110」と、市販されているカメラが搭載されています。
CE-SAT-Ⅰは運用して性能を確かめるための実証機という位置づけです。今回の打ち上げによって、いよいよ同社の人工衛星事業が始まることになります。
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キヤノン電子、衛星6月に打ち上げ 宇宙事業が始動 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ25HPO_V20C17A4TI5000/
キヤノン電子資料(リンク先PDF)
http://www8.cao.go.jp/space/seminar/fy26-dai1/hayakawa-2.pdf
http://www8.cao.go.jp/space/comittee/sangyou-dai9/siryou6.pdf
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