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小型衛星開発のアークエッジ・スペースがシリーズAで累計23億円を調達。体制の強化へ【宇宙ビジネスニュース】

【2022年4月7日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

3月29日、超小型衛星の開発を手掛けるアークエッジ・スペースがシリーズA追加クローズにより6億円を調達したと発表しました。

アークエッジ・スペースは東京大学発のベンチャー企業で、小型衛星開発の経験が豊富な人材を多く抱えています。2021年4月にシードラウンドで4億円、2022年1月にはシリーズAラウンドのファーストクローズで16.7億円を調達していて、累計の調達額は約27億円となりました。

ファーストクローズでは、インキュベイトファンドやリアルテックファンド、三井住友海上キャピタルらが出資していました。シリーズA追加クローズでは新たに、スパークス・イノベーション・フォー・フューチャーとシンガポールを拠点とする投資会社Pavilion Capitalが引受先として加わりました。

アークエッジ・スペースは、経済産業省が進める「超小型衛星コンステレーション技術開発実証事業」に採択され、IoT通信、地球観測、海洋DX(VDES)、高精度姿勢制御ミッションの4つのテーマに対応した衛星7機の設計開発から軌道上運用までを2025年までに実現することを目指しています。

さらに、JAXAの公募型企画競争「『⽉⾯活動に向けた測位・通信技術開発』に関する検討」の委託先にも選定され、2025年を目処に、月―地球間の超長距離通信システムの構築に必要となる超小型衛星の開発と実証を行う計画です。

今回調達した資金により、衛星開発体制の構築と強化を加速させていくとのことです。

様々な機能を持つ衛星の開発に取り組むアークエッジ・スペースの活躍に注目が集まっていくでしょう。

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参考

シリーズA追加クローズにより6億円の資金調達を実施し、シリーズAにおいて累計23億円の資金調達を完了しました

16.7億円の資⾦調達を実施しました。組織強化により衛星コンステレーション構築を加速化するとともに、月面活動に必要となる衛星インフラ構築に向けた実証を行います。

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