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ISSの軌道離脱機の開発にSpaceXが選定。契約金は約1360億円【宇宙ビジネスニュース】
【2024年7月1日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
6月26日、NASAはISSの運用が終了した後に機体を軌道から離脱させる「軌道離脱機」の開発企業としてSpaceXを選定したと発表しました。NASAによると、今回の契約は総額8億4300万ドル(約1356億円)に上るといいます。
NASAはISSの運用を2030年で終了する方針と、ISSを2031年に大気圏に再突入させ海上に落下させる計画を2022年1月に発表していました。現在はISSの後継として民間による商業宇宙ステーションの構築が進められています。
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宙畑編集部
ISSを2031年に太平洋に落下させる計画をNASAが発表。商用宇宙ステーションへの移行により予算2000億円を削減【宇宙ビジネスニュース】
ISSを巡っては、アメリカ、日本、カナダ、ESA加盟国は2030年まで、ロシアは少なくとも2028年までは運用に参加することに合意しています。NASAは「ISSの安全な軌道離脱は、5つの宇宙機関すべての責任です」と述べています。
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