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米地球観測企業BlackSky、インド企業から数千万ドル規模の契約を獲得【宇宙ビジネスニュース】

【2025年2月18日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

アメリカの地球観測企業BlackSky Technology(以下BlackSky)は2月13日、防衛や航空事業などを手がけるインドのNibeから、商業地球観測能力の強化を目的とした複数の長期契約を獲得したことを発表しました。

この契約には、サブスクリプション型の低遅延・高頻度画像サービス、AIを活用した分析サービスの提供に加え、高解像度の地球観測衛星1機の納入、打ち上げ支援、軌道上での運用・保守サービスが含まれており、契約の総額は数千万ドルに及ぶということです。

なお、Nibeはインド初の民間地球観測衛星ネットワークの開発を目指して、高解像度光学衛星の供給に関する契約を欧州の大手宇宙企業Thales Alenia Spaceと締結していたことを2月6日に発表していました。BlackSkyとの契約は、Thales Alenia Spaceとの取り組みの一環だということです。

今回の契約により、NibeはBlackSkyのリアルタイム画像および解析サービスを優先的に利用できる権利を獲得しました。これにより、自国や地域の重要地点を最優先で監視・分析できるようになります。さらに、高解像度の光学衛星がBlackSkyの衛星コンステレーションと連携して運用され、業界最速レベルのミッション関連情報を提供することが期待されています。

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参考

BlackSky wins multiple, multi-year contracts with a combined value of eight figures to accelerate the development of India’s commercial Earth observation capabilities

Thales Alenia Space and NIBE sign a satellite supply contract for NIBE Earth observation constellation project

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