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ElevationSpace、独ロケットベンチャーIsar Aerospaceと打ち上げ契約を締結。2026年後半に打ち上げへ【宇宙ビジネスニュース】
【2025年3月14日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
衛星内で実験などができる小型宇宙機を開発するElevationSpaceは3月4日、「ELS-R100シリーズ」の初号機「あおば」の打ち上げ契約を、ドイツのIsar Aerospaceと締結したことを発表しました。
ElevationSpaceは2021年に創業した東北大学発スタートアップです。打ち上げの時期は2026年後半を目指すということです。
Isar Aerospaceは小型・中型衛星の打ち上げ用ロケット「Spectrum」を開発しており、すでにAirbus Defence and Spaceをはじめとする在欧企業などから打ち上げ契約を獲得しています。第1・第2段の燃焼試験を成功させ、今年2月には初の試験飛行に向けた最終準備を進めていることを報告していました。

ElevationSpaceはIsar Aerospaceと契約を締結したことについて、「同社のロケットは目指す軌道にペイロードを直接投入が可能なことに加え、柔軟な打ち上げスケジュールを選択することができます。実際にロケットの開発現場を視察し、高度に自動化され、垂直統合された生産アプローチによる高い技術力と信頼性を確信したことが本契約に至った理由です」と説明しています。
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