ハイパースペクトル衛星のコンステレーションの構築を目指すPixxelは3月18日、同社の衛星「Firefly」のファーストライト（初画像）を公開しました。

First Light is here! Say hello to the future of Earth observation 🌎 🛰️

We’re thrilled to share that all three of our Firefly satellites launched recently have beamed down their inaugural images – from the fertile plains along the Ganga River to the bustling waterways of the… pic.twitter.com/cXlpkJ25qq

— Pixxel (@PixxelSpace) March 18, 2025

Pixxelは2019年にインドで創業したスタートアップ企業です。24機のハイパースペクトル衛星によるコンステレーションの構築を計画しています。同社は、2022年4月にインド初の商業衛星である技術実証衛星「Shakuntala」、同年11月に技術実証衛星「Anand」を打ち上げました。

また、2023年3月にはアメリカ国家偵察局(NRO)と商業用ハイパースペクトル画像の研究契約を締結しています。

今回公開されたファーストライトを撮影したのは、コンステレーションを構成するFirefly衛星の1〜3号機です。1月にSpaceXのライドシェアミッションTransporter-12で、3機同時に打ち上げられました。

画像は40kmの観測幅かつ150以上のスペクトルバンドで、5m解像度で撮像されました。それぞれマングローブ林、デルタ地帯の入り組んだ水路と湿地帯、ガンガー川の周辺を写しています。

Pixxelは、2025年半ばまでにさらに3機のFirefly衛星を打ち上げる計画です。

宙畑編集部のおすすめ関連記事

今週の宇宙ニュース

参考

Pixxel’s Firefly Satellites Achieve Successful First Light, Beaming Down the World’s Highest-Resolution Hyperspectral Images

Pixxel Launches World’s Highest-Resolution Hyperspectral Satellites, Kickstarts Firefly Constellation for Climate Action