宙畑 Sorabatake

宇宙ビジネス入門・基礎

SPACETIDE 2026と札幌初開催の宇宙イベント、2つの宇宙ビジネスイベントが参加申し込み開始【宇宙ビジネスニュース】

2026年4月9日、宇宙ビジネスに関する2つのイベントでチケット販売・参加申し込みの受付が開始されました。その概要と注目ポイントを紹介します。

2026年4月9日、宇宙ビジネスに関する2つのイベントでチケット販売・参加申し込みの受付が開始されました。

7月に東京・虎ノ門で開催されるアジア太平洋地域最大級の国際宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2026」と、6月に札幌で初開催となる「HOKKAIDO SPACE SUMMIT, SAPPORO LINK 2026」です。

いずれも宇宙産業に関わる多様なプレイヤーが集結し、ビジネス機会の創出を目指す場となっています。

SPACETIDE 2026:7月6日〜9日、虎ノ門ヒルズで4日間開催

一般社団法人SPACETIDEは、2026年7月6日(月)〜9日(木)の4日間、東京・虎ノ門ヒルズフォーラムおよびVISION CENTER TOKYO TORANOMONにて「SPACETIDE 2026」を開催します。

第11回目となる今年のテーマは「Unlocking Space for All Humanity / すべての人のために宇宙を拓く」で、200名以上の国内外のリーダーが登壇し、70枠を超えるセッションが予定されています。昨年は2,000名以上が来場しており、今年はさらなる規模の拡大が見込まれています。

Credit : SPACETIDE

登壇者にはJAXAの山川宏理事長、欧州宇宙機関(ESA)のDGアドバイザー、Pascal Legai氏、国連宇宙委員会(UNOOSA)のArti Holla-Maini氏といった国際機関の有識者に加え、IHIの秋元潤執行役員、NTTの澤田純取締役会長など大企業のトップが参加。さらには、ispaceの袴田武史氏、アストロスケールの岡田光信氏、Synspectiveの新井元行氏、Blue OriginのSVP、John Couluris氏、Rocket LabのCFO、Adam Spice氏、Vast Japanの山崎直子氏(宇宙飛行士)など日本と世界を代表する宇宙企業のトップが名を連ねています。

また、誰もが知る著名人の登壇も注目です。衛星開発プロジェクト「Atsushi Space Challenge」を手がけたタレントの田村淳氏や、2026年7月に完結を迎える漫画『宇宙兄弟』の作者である小山宙哉氏の特別出演が予定されています。

セッションは4日間にわたり、宇宙ビジネスの歴史と未来、異業種との融合、月経済圏の形成、安全保障と商業宇宙の両立(デュアルユース)、地理空間情報、低軌道経済圏の開発、宇宙ビジネスの成長戦略など幅広いテーマを扱います。

2026年4月9日時点のタイムテーブル Credit : SPACETIDE

今年度の新たな取り組みとして発表されたのは、地方自治体とのパートナーシップによる宇宙産業の地域展開です。

また、米国の地理空間情報財団(USGIF)との連携による特別トラック「Spatial Edge Japan」も注目でしょう。近年、社会情勢の大きな変化から、人工衛星から得られる多様なデータを活用した地理空間インテリジェンス(GEOINT)は、安全保障から気候変動対策、商業ビジネスまで幅広い分野で重要性を増しています。米国の地理空間インテリジェンスのコミュニティをリードするUSGIFが今、何を考え、どのような展望を持っているのか、その議論の最前線を知る貴重な機会と言えるでしょう。

チケットは一般向けのEarly Bird価格(5月31日まで)でSessionチケットが78,000円、Masterチケット(7月7日にSPACETIDEが主催するレセプションに参加可能)が88,000円。学生向けにはSessionチケット10,000円、Masterチケット15,000円が用意されています。録画チケット(45,000円)もあり、当日参加が難しい方にも対応されています。

【SPACETIDE 2026】
日時:2026年7月6日(月)〜9日(木)
会場:虎ノ門ヒルズフォーラム/VISION CENTER TOKYO TORANOMON
言語:日本語・英語(通訳あり)
チケット:一般78,000円〜(5/31までの早割価格)、学生10,000円〜
主催:一般社団法人SPACETIDE
公式サイト:https://events.spacetide.jp/event/Tide2026/summary

HOKKAIDO SPACE SUMMIT, SAPPORO LINK 2026:6月2日、札幌で初開催

SPACE COTANとSTARTUP HOKKAIDOは、2026年6月2日(火)に札幌市のニューオータニイン札幌で「HOKKAIDO SPACE SUMMIT, SAPPORO LINK 2026」を開催することを発表しています。毎年帯広で開催されている「北海道宇宙サミット」につながる「産業連携加速の起点」として、北海道の経済の中心地・札幌での初開催とのこと。

本サミットでは、基調講演のほか「宇宙輸送の実現」や「宇宙空間の経済的利活用」をテーマとした実践的なセッションが予定されています。北海道・大樹町では現在、SPACE COTANが運営する北海道スペースポート(HOSPO)において新たな射場「Launch Complex 1(LC1)」の整備が進められており、打ち上げの本格化に伴い、宇宙を核とした「次世代産業エコシステム」の形成が期待されています。

SPACE COTANの小田切義憲代表は「北海道の産業地図はかつてないスピードで進化を続けている」とし、政府が掲げる2030年代前半までの年間30件程度の打ち上げ能力確保というKPIの達成に向けた北海道の役割を強調しています。

また、STARTUP HOKKAIDO実行委員会の藤間恭平事務局長も「北海道は宇宙スタートアップの集積地として注目を集めている」と述べ、札幌から宇宙産業の議論を広げる意義を訴えています。

基調講演とトークセッション(14:30〜18:00)は定員300名で参加無料。交流会のMEET UP(18:00〜19:30)は定員150名で参加費10,000円です。申し込みはPeatixにて受付中で、定員に達し次第終了となります。

【HOKKAIDO SPACE SUMMIT, SAPPORO LINK 2026】
日時:2026年6月2日(火)14:30〜19:30
会場:ニューオータニイン札幌
参加費:基調講演・セッション 無料/MEET UP 10,000円
主催:SPACE COTAN株式会社、STARTUP HOKKAIDO実行委員会
公式サイト:https://hokkaidospaceport.com/sapporolink/

以上、同日に参加申し込みとチケット販売が発表された2つの宇宙イベントについて紹介しました。

日本では宇宙戦略基金の創設や民間ロケットの打ち上げ拡大など、官民連携による宇宙産業の成長が加速しています。衛星データを活用した農業の効率化や防災・減災への応用、通信インフラの強化など、宇宙技術が私たちの暮らしに直結する場面は今後ますます増えていくと見られます。

宇宙産業の規模拡大を加速するためには、宇宙業界に現在関わっていない企業の参入が非常に重要です。これらの宇宙ビジネスイベントに、1社でも、1人でも多くの新たに宇宙業界に興味を持っている方々の参加が望まれます。

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