GW旅行満喫度!? Tellus上にスポット表示して面積を可視化
GWを満喫した読者の皆様には、ぜひ試していただきたいTellusの活用方法をご紹介します。
GW旅行満喫度!? Tellus上にスポット表示して面積を可視化
2019年のゴールデンウィークは、時代をまたぐ貴重な10連休。きっと遠出して十分に休みを満喫された方も多いことでしょう。
本記事は、この貴重な機会に自分が訪れた場所を地理空間上に可視化してみませんか?という宙畑編集部の提案です。
ぜひゴールデンウィークの思い出を振り返りながらTellusと衛星データをお楽しみください。
(1)宙畑編集長のGW旅行満喫度は「1,113km²」
まず、そもそも「GW旅行満喫度」とは、GWに旅行に行ったスポットを線で結び、そうしてできた図形の面積のことをそのように定義してみました。
TellusではGeoJSONファイルを読み込み、任意の複数スポットをTellus上に表示し、図形描画機能で「多角形」を選択し、各スポットを結ぶと、その多角形の面積を表示することができるのです。
上の画面は宙畑編集長のGW旅行満喫度を可視化したもの。どうやら唯一の遠出は山梨県で、それ以外は都内の飲み屋をフラフラしていたようです。
日本の面積が380,000km、地球全球の面積が510,100,000 km²であることを考えると、今回のGW旅行満喫度の計測方法では他の方と比較すると低いのではないでしょうか。
(2)GW旅行満喫度の表示方法
では、実際にGW旅行満喫度の表示方法(Tellus上にスポットを表示し、面積を求める方法)を5つのステップに分けてご紹介します。
1.訪れたスポットと住所をスプレッドシートに並べる
今回GeoJSONファイルを作成するまでの作業は基本的にはスプレッドシート上で行います。
そこで、まずはスプレッドシートに訪れた「施設名・店名」「住所」を上記のように一覧にまとめましょう。
2.訪れたスポットの住所を経度・緯度情報に変換する
一覧にまとめたら、「まだホワイトデーのお返し買ってない!? 駆け込める店舗をTellusに表示してみた」でも使用した「KTGIS.net」を利用して、住所情報を経度・緯度情報に変換しましょう。
3.まとめた情報をGeoJSONファイル化する
次に、経度・緯度情報を上記のように「経度」「緯度」「施設名・店名」「住所」「その他(もしTellus上に表示したいものがあれば)」の順にまとめなおします。
まとめ直しが終わったら、「【ゼロからのTellusの使い方】スプレッドシートからGeoJSONを作成する」で紹介したGeoJSON化の手順を踏み、GeoJSONファイルを作成しましょう。
4.Tellus上にGWで訪れたスポットを表示する
次は、作成したGeoJSONファイルをTellus上に取り込んでみましょう。
右カラム「取り込みマップ」から、作成したGeoJSONファイルを取り込むと上記のように、訪れた場所がTellus上に表示されます。
5.訪れたスポットを「多角形」で結んで面積を表示する
いよいよGW旅行満喫度を可視化するための最後のステップです。
Tellus上部の「多角形を追加」を選択し、訪れた場所をポチポチクリックしていきましょう。最後にスタート地点の場所をクリックすると、GWに訪れた場所の多角形が完成します。
その後、多角形上の任意の場所をクリックすると、その多角形の面積が表示されるので、それがGW旅行満喫度です。
ぜひ作成した方はTwitter上にて「 #GW旅行満喫度 」のハッシュタグをつけてつぶやいてみてください。
(3)その他、Tellus上でできること
今回はGWでしたが、これまで皆さんが訪れた場所や住んだことのある場所の表示をしても面白いかもしれません。
さらに、データの文脈では他にも、標高データも追加すると、3次元のGW旅行満喫度を計測できるかもしれませんし、多角形内の植生割合から、GW中の自然満喫度といった新たな指標を作ってみても面白いかもしれません。
ぜひTellusを使った、新しい地理空間データの活用方法をみなさんも考えてみてください。
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