宙畑 Sorabatake

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「Rocket」の本当の意味とは? 第22回「今週のSPACE ENGLISH」

日本語の「ロケット」と英語の「rocket」では微妙に意味が異なる場合があるようです。

英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員T.N.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。

今週は8/19~8/25の7日間で『SpaceNews』内で最も頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を10個ご紹介します。

それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!

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集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2018/8/19~2018/8/25
※()内の数字は該当期間の登場回数です

vehicles (30)

乗り物。Launch Vehicleでロケットのことを指します。

英語でRocketは衛星を打ち上げるロケットに限らず、ロケットのエンジンを指す場合があります。また、ミサイルや打ち上げ花火などもRocketと言います。

ロケットは一般的にはRocketということが多いですが、業界内ではLaunch Vehicleを使うことが多いです。

■ 参考サイト
What Is a Rocket?/NASA

capabilities (24)

能力。

ロケットのcapabilityは打ち上げられる衛星の質量であり、通信衛星のcapabilityは通信容量(何bpsの通信ができるか)に相当します。

あまり使われませんが、地球観測衛星だと(電力的に)どれほどの時間撮影していられるか、をcapabilityとすることもあるようです。

office (22)

今週はアメリカのOffice of Space Commerce(宇宙商務庁)の新しいトップが、学会で新しい4方針を打ち出したというニュースでした。

余談ですが内閣府はCabinet Officeと言います。

developing (20)

開発中の。

前回developedが登場していましたが、宇宙産業でも開発が終わっている(軌道上実績がある)のか、開発中なのかがとても大事になります。

people (19)

人々。

中華人民共和国はthe People’s Republic of China。中国人民解放軍は People’s Liberation Army。

第16代アメリカ大統領のリンカーンの演説「The government of the people,by the people,for the people(人民の、人民による、人民のための政治)」はあまりにも有名ですね。

working (18)

働いている、稼働している。
人に対しても、設備についても使います。

information (17)

情報。

昨今は情報が価値を持つ時代。
Information Ageで情報化時代を意味します。

pence (17)

アメリカ副大統領マイクペンス氏。8月23日にNASA Johnson Space Centerでスピーチを行いました。

アメリカ副大統領マイクペンス氏 Credit : NASA/Joel Kowsky

aerospace (16)

航空宇宙

China Aerospace Science and Technology Corporation (CASC)、Armadillo Aerospaceなど社名にAerospaceが入っているものがニュースになったためランクインしました。

chinese (16)

中国の。

8月24日の測位衛星の打ち上げで、今年23機目の打ち上げとなり、2016年に記録した年間22機打ち上げを8月時点で上回りました。

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以上、第22回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。

次回の「今週のSPACE ENGLISH」は9/9(日)に8/26(日)~9/1(土)に公開された「SpaceNews」記事の最頻出英単語TOP10(これまでに紹介した英単語は除外)をご紹介します。

これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!

※これまでの「今週のSPACEENGLISH」はこちら

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