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宇宙基本計画工程表の改訂案、重点項目はMMXや衛星コンステ、温室効果ガス観測ミッション【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/6/28〜7/4】
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6月29日、総理大臣官邸で第24回宇宙開発戦略本部が開催され、宇宙基本計画工程表の改訂に向けた重点事項が議論されました。
宙畑メモ 宇宙基本計画工程表
宇宙基本法に基づき策定している、日本が宇宙分野においてどのような施策を実行していく予定か、計画を示す資料です。この計画は毎年見直され、年末に改定されます。
今回言及された内容のなかでも、新たに追加された注目のプロジェクトには以下のようなものがあります。
1. 2024年度に火星の衛星「フォボス」からサンプルをリターンするJAXAの探査計画「MMX」探査機の確実な打ち上げ
2. 災害時の被災状況を迅速に把握するための小型衛星コンステレーションを独自に構築する
2021年度の宇宙関連予算の概算要求は過去最大の5,400億円でしたが、実際に割当てられたのは、約4,500億円。今回重点事項として掲げられた火星衛星探査計画「MMX」は、45.8億円を要求していましたが、予算案は大幅に削られた26億円に留まっていました。
宇宙関連予算の中で514億円を占めたアルテミス計画に注力していく姿勢は今後も変わらないでしょう。
そのような中、限られた予算で、それぞれのプロジェクトがどのように推進されていくのかには、注意深く見る必要がありそうです。
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