Ursa Spaceの衛星データプラットフォームでBlackSkyの光学衛星画像が利用可能に【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/8/2〜8/8】
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Ursa SpaceがBlackSkyとパートナーシップを発表
衛星データ解析企業であるUrsa Space Systemsが、小型衛星コンステレーションによる衛星データを提供するBlackSkyと新たなパートナーシップを締結しました。これによりUrsa Spaceの顧客が、BlackSkyが提供する1m解像度の光学衛星画像を利用することが可能となりました。
Ursa Spaceはこれまで、SAR衛星画像の解析プラットフォームを提供してきました。BlackSkyがパートナー企業に加わったことで、SAR衛星画像だけでなく光学衛星のデータも含めた衛星データ解析が可能になります。
Ursa SpaceのCEOであるAdam Maher氏は、今回の提携に関して以下のコメントを出しています。
BlackSky is a valued partner with whom we’ve worked together on a number of projects. We’re very pleased to offer access to their high quality capabilities while continuing to build strong partnership and business together.
(訳:BlackSkyは、これまで数多くのプロジェクトで協力してきた大切なパートナーです。彼らの高品質な衛星画像へのアクセスを提供できることを大変嬉しく思います。)
BlackSkyは2024年までに30機の衛星によるコンステレーションを構築し、地球上のあらゆる場所を60分ごとに撮影することを目標としています。
今回のパートナーシップにより高付加価値が提供できる衛星データ解析が可能になることに期待です。
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