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小型SAR衛星用アンテナの量産を見据え、Synspectiveが老舗繊維メーカー「セーレン」と協業【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/9/27〜10/3】
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小型SAR衛星コンステレーションの構築を進めるSynspectiveは、総合繊維メーカーのセーレンと、アンテナの量産プロセス構築に向けて協業を開始することを発表しました。
セーレンは福井県に拠点をおく、1889年創業の老舗企業です。生産機械やソフトウェアを独自に開発・運用して製造を行ってきたノウハウを人工衛星の組み立てにも活かそうと、宇宙事業に参入。2021年3月に打ち上げられた「福井県民衛星プロジェクト」の衛星製造にも参画した実績があります。
今回発表された協業では、短期的には小型SAR衛星用アンテナの多数機組み立て、長期的には衛星全体の多数機生産の可能性検討を進めます。さらに、検討はセーレンの所在地である福井県内で行い、公的機関の開発試験施設を活用するということです。
Synspectiveは2020年代後半までに30機の衛星コンステレーション構築を計画していて、2021年中に2号機、2022年中頃に3号機を打ち上げる予定です。衛星の量産に向けた体制強化を進めている様子が読み取れます。
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