Nanoracksが新CEOの就任を発表。民間宇宙ステーションの開発を加速か【宇宙ビジネスニュース】
【2021年11月15日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
Nanoracksが新CEOの就任を発表。民間宇宙ステーションの開発を加速か
国際宇宙ステーション(ISS)の商業利用に取り組むNanoracksが、創業時から長年CEOを務めてきたJeffrey Manber氏に代わり、Amela Wilson氏がCEOに就任すると発表しました。
Amela Wilson氏は、最近まで防衛分野に特化したアプリケーションを展開するMercury Systemsで本部長を務めていました。前CEOのJeffrey Manberは、Nanoracksの取締役会会長となり、同社の親会社であるVoyager Space Holdingsに籍を移し宇宙ステーション担当部門長に就任します。
今回の人事に関して、Amela Wilson氏は以下のコメントを出しています。
Under Jeffrey’s leadership, Nanoracks has broken barriers and forged the path of commercial space access in a way no other organization has achieved. I’m eager to hit the ground running and elevate the hard work already being done by this accomplished organization.”
(訳:Jeffreyのリーダーシップのもと、Nanoracksは他の組織が成し遂げられなかった戦略で商業宇宙産業を切り開いてきました。この素晴らしい組織で行われている取り組みをさらに高めていきます。)
Nanoracks・Voyager Spaceは、2027年までに新たな民間宇宙ステーションStarlabを開発することを発表しています。親会社であるVoyager Spaceとの更なる連携強化の意向が窺えます。