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Spaceflightが展開する軌道投入機Sherpaに燃料漏れが発生。相乗り打ち上げのスケジュールに影響【宇宙ビジネスニュース】
【2021年12月27日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
Spaceflightが展開する軌道投入機Sherpaに燃料漏れが発生。相乗り打ち上げのスケジュールに影響
衛星ライドシェアサービスを展開するSpaceflight が、Falcon 9にて打ち上げ予定の軌道投入機Sherpa-LTC1に燃料漏れが発生したと発表しました。
Spaceflightは、ロケットから放出された後に小型衛星を特定の軌道まで輸送する”軌道投入のラストワンマイル”を実現するために、Sherpaと呼ばれる輸送機を複数開発しています。Spaceflightは、2020年2月に三井物産株式会社と山佐株式会社が買収しており、三井物産エアロスペース株式会社が日本総代理店を務めています。
軌道投入機Sherpa-LTC1は、SpaceXの3回目の相乗り打ち上げミッションTransporter-3に挑むFalcon 9に搭載され13機の超小型衛星を軌道投入させる予定でしたが、Falcon 9に結合させる時点で燃料漏れが発生し機体から離脱されました。
Capella SpaceおよびUmbraの小型SAR衛星3機は別のポートに搭載されていたため影響はありませんでしたが、他の10機の超小型衛星の軌道投入については現在新しい軌道投入機を手配中です。Spaceflightは、Sherpa-LTC1に搭載する推進システムを開発するBenchmark Spaceと一緒に 、根本的な原因究明に取り組んでいく予定です。
大型ロケットによる相乗り打ち上げサービスも増えてくる中、ラストワンマイルを実現する輸送機の重要性が増しています。
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