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全球測位衛星システム(GNSS)の干渉・改ざん行為を検知するプラットフォームをOrbital Insightが開発。米国防総省から受注【宇宙ビジネスニュース】
【2022年3月14日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
地理空間情報を活用したデータ解析プラットフォームを提供するOrbital Insightが全球測位衛星システム(GNSS)に関する干渉・改ざん行為の検知を目的とする新たな技術プラットフォームを開発し、アメリカ国防総省の国防イノベーションユニットから受注したことを発表しました。
Orbital Insightは2013年に創業した、アメリカに本社を置くベンチャー企業です。日本にも拠点があり、サービスを提供しています。
今回新たに開発されたプラットフォームは、Orbital Insightのマルチセンサーデータスタック、人工知能(AI)と機械学習、衛星、AIS(船舶自動識別装置)、ADS-B(放送型自動従属監視)、IoT機器から収集された様々な位置情報データを組み合わせて運用されます。
プラットフォームにより、国防イノベーションユニットは戦闘員や情報処理隊、生命の安全に関わるアプリケーションの状況把握の精度を向上することができます。さらに、このプラットフォームは意図的なGNSS干渉の特定以外に、麻薬密輸や違法漁業、海賊行為の摘発など、幅広い分野に活用できるということです。
国防関連だけではなく、様々な産業での導入が期待できそうです。
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