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きぼう利用のリモートワーク化!筑波宇宙センター外からISSの船外実験装置の運用が可能に【宇宙ビジネスニュース】
【2022年4月17日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
4月15日、JAXAはISSの日本実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームに設置されたミッション機器へ、ユーザーのオフィスや研究室などのJAXA筑波宇宙センター外からセキュアなネットワークで接続し、運用を可能とするシステムをクラウド上に構築したと発表しました。
これまで「きぼう」の船外実験プラットフォームに設置されたミッション機器の運用は、ユーザーが筑波宇宙センター内でしか行えず、テレメトリを確認しながら運用管制員に観測などの要求を伝え調整し、運用管制員が操作指令を出して行っていました。さらに、毎回の運用日時を予め決定し、運用体制を整えた上で運用する必要もありました。
今回稼働したシステムを利用することにより、ユーザーは、オフィスや研究室などの希望する場所からネットワークを介し、ユーザー自身が操作指令を出してミッション機器を運用することが可能に。JAXAは「『きぼう利用のリモートワーク』化が実現しました」と説明しています。
利便性向上の向上は、民間企業によるISSの利用拡大をさらに後押しするのではないかと考えられます。
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