ワープスペースがLeaf Spaceと業務提携。同社の光通信ネットワークの地上インフラサービスで連携【宇宙ビジネスニュース】
【2022年6月20日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
ワープスペースがLeaf Spaceと業務提携。光通信ネットワークの地上インフラサービスで連携
小型衛星を活用した宇宙空間での光通信サービスの実現を目指すワープスペースが、GSaaS(Ground Segment as a Service)と呼ばれる地上局のシェアリングサービスを展開するLeaf Spaceとの業務提携を発表しました。
Leaf Spaceは2014年に創業したイタリアの宇宙ベンチャー企業です。欧州の地上局を中心に、カナダやスリランカを含めた合計15か所の自前の地上局を活用した、Leaf Lineと呼ばれる地上局サービスを展開しています。
ワープスペースは先日、光通信サービスであるWarpHub InterSatと並行して、独自の光通信地上局の建設を開始すると発表しました。今回の業務提携で、ワープスペースの光通信ネットワークで伝送されたデータを高速かつ安定して地上で受信できることが期待されます。
ワープスペースのCEOである常間地 悟氏は、以下のコメントを発表しています。
WarpHub InterSatのネットワークを構成するにあたって地上局はエンドユーザーに安定してデータを送り届けるために非常に重要な役割を果たします。Leaf Spaceはそのような行程を共に歩める、私たちの目指すビジョンを共有できるパートナーだと考えており、新時代へと共にチャレンジできることを大変嬉しく思います。
また、ワープスペースは、2022 Japan-U.S. Innovation Awards Programにおいて、世界にインパクトを与えうる新技術やビジネスモデルを有する日本のスタートアップの一つとして、Innovation Showcaseを受賞しました。世界からも注目される中で、事業を加速させるワープスペースに今後も注目です。