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インド、SARデータを活用した地盤変動監視や災害管理に熱視線。Synspectiveと地理空間サービス企業NeoGeoが提携【宇宙ビジネスニュース】

【2022年8月11日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

8月4日、小型SAR衛星コンステレーションの構築を進めるSynspectiveが、地理空間サービスを提供するNeoGeoInfo Technologies(以下NeoGeo)と、インドにおけるインフラ管理、公益事業、災害管理、林業、防衛・安全保障においてSynspectiveのソリューションサービスを利用するための提携を締結したと発表しました。

NeoGeoは2007年にインドで設立された企業です。都市開発や資源、災害管理、インフラ、公共事業、防衛やインテリジェンスなど、幅広い産業向けに地理空間ソリューションを提供してきた実績があります。

NeoGeoのCEOであるSreeramam氏は、Synspectiveとの提携についてこのようにコメントしています。

「Synspectiveとのパートナーシップにより、SARデータを使用したソリューションも提供できるようになり、これはクライアントに非常に役立ちます。Synspectiveが開発した地盤変動モニタリングや災害管理サービスは、インドのクライアントにとって非常に有効であると確信しています。今後はSynspectiveと提携して、インド市場向けのソリューションを構築したいと考えています」

日本と同様に、インドはプレートの境界に位置している国であることから、地震活動が活発です。さらに、近年は大雨による洪水や土砂崩れの被害も相次いでいます。

Synspectiveは防災科学技術研究所と共同で、小型SAR衛星の災害対応への活用に向けた実証を開始したことを2021年7月に発表しました。

また、佐賀県やJAXAらと衛星データを活用した豪雨等への水災害への対策の強化と浸⽔被害モニタリングサービスの精度向上を目指した実証実験を行い、農地エリアの浸水状況を解析するアルゴリズムの改良に成功したと2022年5月に発表するなど、災害対策・対応に力を注いでいる様子がうかがえます。

SynspectiveとNeoGeoの協業によって、現地のニーズに応えるソリューションが開発されることが期待されます。

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参考

Synspective が インドのNeoGeoInfo Technologies と SAR 衛星ソリューション活用に向けてパートナーシップ契約を締結

衛星データの自治体での防災利用を目指し、佐賀豪雨を対象に実証実験で成果を創出

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