宙畑 Sorabatake

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第4の宇宙大国・インド、宇宙ステーション構築計画を発表【週刊宇宙ビジネスニュース 6/10〜6/16】

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今月13日、インド宇宙研究機関(ISRO)は2030年までに宇宙ステーションを構築する計画を発表しました。

これまでに単独で宇宙ステーションを有したことがあるのは、アメリカ、ロシア、中国のみ。同計画が成功すれば、インドは三国に並ぶ、宇宙開発大国となります。

ISROの宇宙ステーションは、乗組員は2〜3名、重量は10トンと発表されていて、国際宇宙ステーションのおよそ20分の1に当たります。1986年に打ち上げられた、旧ソ連の宇宙ステーション・サリュートやモジュールドッキング以前のミールが同規模の宇宙ステーションとして挙げられます。

宇宙ステーション構築の鍵となるであろう、有人宇宙船・ガガニャーン(Gaganyaan)の開発予算として、10,000ルピー(15億ドル)が承認されたことも明らかになりました。

米国・Bigelow Space Operations社によると、国際宇宙ステーションへの商業宇宙飛行士の旅の初期費用は、一人当たり約5200万ドル。インドの宇宙開発予算は、米国の30分の1、日本の半分程度。ISROの研究開発戦略には今後も注目が集まるのではないでしょうか。

さらに、国連宇宙部(UNOOSA)と中国有人宇宙機構(CMSA)は共同で中国の宇宙ステーションで実施する実験計画を募集し、9件の計画を採択したことを平和的宇宙利用委員会にて発表しました。

Credit : 中国有人宇宙機構

このプロジェクトには、27カ国の機関から42件の応募があり、途上国の技術力に配慮した上で、ベルギー、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、ケニア、オランダ、ノルウェー、メキシコ、ポーランド、ペルー、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スイスなど国連に加盟している各国の研究機関から、6件の計画を正規、3件を条件付き採択しました。

研究分野には、宇宙医学、宇宙生命科学、バイオテクノロジー、微小重力流体物理学、微小重力燃焼、天文学などが含まれています。

UNOOSA局長のSimonetta Di Pippo氏は、「直近数十年の間に宇宙分野では、信じられないほどの技術の進歩があったにもかかわらず、いまだに世界中の何百万もの人々はまだ宇宙の恩恵にアクセスできません。UNOOSAでは、今回プロジェクトを実施し、多くの人々へ宇宙へのアクセスを可能にしたことを誇りに思っています。また、同プロジェクトは、宇宙分野における技術向上に対する先駆的アプローチであり、私たちは中国政府とCMSAとの協力をさらに進めることを期待しています」とコメントしています。

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