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英国防大手BAE Systemsが軍事向け地球観測サービスを計画。エッジプロセッサ搭載衛星でリアルタイムのデータ配信へ【宇宙ビジネスニュース】

【2022年9月15日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

9月7日、イギリスの大手国防・航空宇宙企業であるBAE Systemsが複数のセンサを搭載した衛星コンステレーション「Azalea™」を構築し、2024年から軍事産業の顧客にリアルタイムで観測データを届ける計画を発表しました。

従来の地球観測企業は、衛星の観測データを地上で受信した後に、データを処理・分析し、ユーザーのもとに配信していました。

BAE Systems のAzaleaは、機械学習により軌道上で衛星データを処理・分析するエッジプロセッサが搭載され、データを衛星からユーザのもとに直接配信するのが特徴です。観測した後、ユーザーにデータが届くまでにかかる正確な時間は明らかになっていませんが、時間を大幅に短縮できるのではないかと推測されます。

BAE Systemsは、衛星の設計や製造等を手掛けるイギリスのスタートアップIn-Space Missionsを2021年に買収。さらに、BAE Systems は今回、SAR衛星コンステレーションを運用するフィンランド発のベンチャーICEYEと提携し、ICEYEが持つ技術を取り入れて衛星を開発することを発表しました。

BAE SystemsとIn-Space Missions、ICEYEの協業により、どのような衛星コンステレーションが構築されるのかに注目が集まりそうです。

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参考

Low Earth orbit satellite cluster to provide secure digital military intelligence from 2024

ICEYE To Provide Radar Imaging Satellite for BAE Systems’ New Multi-Sensor Satellite Constellation

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