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JAXA、衛星データベンチャー・天地人に出資。法改正により企業への出資が可能に【宇宙ビジネスニュース】

【2022年12月12日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

12月9日、衛星データを活用した土地評価エンジンを開発している天地人が、JAXAより資金調達を実施したことを発表しました。JAXAが民間企業へ出資するのは今回が初めて。出資額は公表されていません。

JAXAは、2021年4月に「科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律」が改正されたことで企業への出資や人的・技術的援助ができるようになりました。

宙畑メモ
科学技術基本法は2021年に科学技術・イノベーション基本法に変更され、産学官連携とベンチャー創出力・成長力の強化や研究開発資金の柔軟な執行と多様化、人材の育成・活躍の促進などの項目の規定が変更・追加されました。これによりJAXAのほか、防災科学技術研究所、海洋研究開発機構、日本原子力研究開発機構、国立環境研究所が出資業務を行えるようになりました。

Source : https://www.soumu.go.jp/main_content/000724309.pdf

法改正を受けて、JAXAは2022年4月に出資を希望する成果活用事業者の募集を実施し、応募があった企業の中から今回の出資決定に至りました。

天地人は内閣府主催の宇宙を活用したビジネスアイデアコンテスト「S-booster」をきっかけに創業したベンチャー企業で、JAXAの知的財産やJAXAの業務で得た知見を利用して事業を行う「JAXAベンチャー」に認定されています。

天地人の代表取締役・櫻庭康人氏は、

「衛星データを活用した独自の土地評価エンジン『天地人コンパス』を土台に、衛星データビジネスの中心になるよう、JAXA様のご支援を受けつつ、世界のユーザーニーズを満たす技術開発を進めていきます」

とコメントしています。

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参考

JAXAベンチャー天地人、JAXA初の出資を受け資金調達を実施。衛星ビッグデータの利用を拡大へ。

株式会社天地人への出資について

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