ニュース
衛星データでダムや河川、湖、貯水池の水域変化を表示。天地人が新たなWebGISサービスの提供を開始【宇宙ビジネスニュース】
【2023年7月31日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
7月24日、衛星データを活用した土地評価エンジンを開発している天地人が、水域の変化を表すデータから土地を評価できるWebGISサービス『天地人コンパス WaterWatch α』の提供を開始したことを発表しました。
同サービスでは、指定した水域の時系列の水域面積割合の変化を表示することが可能です。表示されたグラフの任意の場所を選択すると、ほぼタイムラグ無しで日付と面積割合、その時の水域面積の画像が表示され、基準となる水域面積とどのくらい異なるかを判断できます。
天地人のインターン生が東南アジアでの洪水被害に注目し、被害を最小限に抑えるためには、ダムの維持管理の効率を挙げるシステムの必要性を感じたことが開発のきっかけになったと説明しています。
サービスの活用案として、ダム流入量予測システムの精度向上や水量予測によるハザードマップ作成、船の航行安全確認、水質管理を挙げています。
宙畑編集部のおすすめ関連記事
ニュース
宙畑編集部
土地評価エンジン「天地人コンパス」の無料版がリリース。衛星データの利用体験機会を提供【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
JAXAベンチャー天地人、月の分析が可能なWebサービスに新機能を実装。クレーターの深さを視覚的に表現【宇宙ビジネスニュース】
今週の宇宙ニュース
ニュース
宙畑編集部
フジロックやロッキンジャパンなど音楽フェスにもWi-Fiを提供へ。KDDIがStarlinkの提供を拡大【宇宙ビジネスニュース】
ニュース
宙畑編集部
衛星との常時接続が可能に。QPS研究所と通信衛星企業が衛星間データ中継システムの初期実証運用に成功【宇宙ビジネスニュース】
参考
ダムや、河川、湖、貯水池の分析に。水域の変化を表すデータから土地を評価できるWebGISサービス『天地人コンパス WaterWatch α』を開発。アカウント登録の必要なく無料で利用可能