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商業宇宙ステーションの構築を目指すVast Space、創業者が新たなCEOとCTOを任命【宇宙ビジネスニュース】
【2023年8月14日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
8月11日、商業宇宙ステーションの構築を計画しているスタートアップVast Spaceの創業者であるジェド・マケーレブ氏が新たなCEOとCTOを任命したと発表しました。
Vast Spaceは仮想通貨Rippleの共同創業者のひとりで、大富豪として知られるマケーレブ氏が2021年に創業しました。
今回CEOに任命されたのは、これまで社長を務めていたマックス・ハオット氏です。ハオット氏はロケットのエンジンや衛星の軌道投入機などを開発するスタートアップLauncherの創業者兼CEOでしたが、Launcherは2023年2月にVast Spaceに買収されました。
また、CTOに任命されたアレックス・ハドソン氏は、SpaceXでアビオニクス(電子機器)の開発チームを率いていた人物で、クルードラゴン宇宙船の有人飛行試験「Demo-2」や初めて着陸に成功したスターシップの試作機「SN15」の打ち上げなどに貢献しました。
今回CEOとCTOが任命されたことにより、Vast Spaceの事業がさらに加速していくと期待されます。
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参考
Vast appoints Max Haot as its new CEO and Alex Hudson as its first CTO