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英国防大手BAE Systems、WorldViewの製造等で知られるBall Aerospaceを約8000億円で買収へ【宇宙ビジネスニュース】
【2023年8月21日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
8月17日、イギリスの大手国防・航空宇宙企業であるBAE Systemsが、アメリカの国防・航空宇宙企業Ball Aerospaceを約55.5億ドル（約8070億円）で買収する意向であることを発表しました。
Ball Aerospaceは、飲料や食品、家庭用製品の金属包装を製造するBall Corporationの完全子会社です。Maxar Technologiesが運用する世界最高級の解像度を誇る光学衛星「WorldView-3」の衛星バスを製造した実績を持つほか、近年では、アメリカ宇宙軍から気象衛星の開発・製造を受注しています。
なお、Ball Corporation は6月20日にBall Aerospaceの売却を検討していることを示唆する発表を行っていました。
今回の買収について、BAE Systemsは「（Ball Aerospaceの買収により）宇宙分野、C4ISR（指揮統制や情報通信に用いる装備）、ミサイルおよび弾薬市場で年間20億ドル以上の収益を得られます」「今後5年間の年平均成長率は約10％と予想され、国家安全保障の宇宙コミュニティにおける顧客との補完的な関係を提供し、民間宇宙市場への新たなアクセスを提供します」と説明しています。
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参考
BAE Systems plc – Proposed acquisition of Ball Aerospace
Ball Responds to Market Speculation Regarding its Aerospace Business
