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「宇宙スタートアップの登場はチャンス」スカパーJSATがQPS研究所の衛星管制業務を受託【宇宙ビジネスニュース】

【2023年10月17日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

スカパーJSATが横浜衛星管制センターで、報道陣向けに説明会を開催し、事業戦略や今後の展望について語りました。

そのなかで今回、宙畑編集部が注目したのは、衛星管制業務の受託です。スカパーJSATは、同社が出資しているQPS研究所と衛星の運用業務で協業することを7月に発表していました。QPS研究所は衛星運用業務をスカパーJSATの衛星管制局へ委託することで、衛星の開発やデータサービスの拡充・提供に注力することができます。

横浜衛星管制センターの様子

スカパーJSATは、日本で初めて衛星を打ち上げた民間の衛星通信事業者で、30機以上の衛星を運用してきたノウハウと実績を有しています。

スカパーJSATの宇宙事業部門 経営企画部長の茂成奈央さんは、

「衛星通信だけではなく、これまで培ってきた衛星管制や地上局運用のノウハウを生かした受託サービスを引き続き拡大していきたいです。日本でも宇宙スタートアップがたくさん出てきておりますけれども、これは当社にとっても新しいビジネスのチャンスです。設備面もそうですし、免許の取得、衛星調達、衛星運用、そういったところでもお手伝いができるというふうに思っております」

と述べました。

今回のスカパーJSATとQPS研究所の協業は、大企業のノウハウがスタートアップの事業を早く進めるための必要なピースとしてうまくかみ合う事例だと言えます。このような事例が増えていくことで、日本の宇宙産業発展が加速することが期待されます。

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参考

スカパーJSATとQPS研究所 小型衛星運用業務に係る協業を開始〜衛星コンステレーション運用に向けて本格始動〜

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