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物流大手SGムービングとYspaceが共同研究。月向けロジスティクスサービスのコストやリスクを探る【宇宙ビジネスニュース】
【2023年10月23日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
10月19日、月や火星から打ち上げが可能なロケットを開発しているスタートアップYspaceがSGムービングと将来の月面輸送におけるロジスティクスサービスに関する共同研究契約を締結したことを発表しました。
SGムービングは、佐川急便を中核とするSGホールディングスのグループ会社で、オフィスや施設の移転、精密機器・重量物の輸送、内装工事などを手掛けています。
両社は、地球から月の居住者へ日用消費財を届ける想定で、物流市場規模を推算し、この市場にロジスティクスサービスを導入した場合のコストやリスクを探っているといいます。
Yspaceは「宇宙事業会社と総合物流会社の双方の専門知識を集結した本研究は、宇宙と地球の間のシームレスな輸送エコシステムを構築するための重要な一歩となります」と述べています。
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参考
Yspace、総合物流企業のSGムービングと月面輸送に向けた共同研究を開始、物流マネジメントの観点から宇宙輸送の課題に挑む