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テント構造物メーカー太陽工業がスペースワンに出資。「宇宙産業市場への参入を目指す」【宇宙ビジネスニュース】
【2024年4月1日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
3月29日、テント構造物や土木・物流資材などを手がける太陽工業は、小型ロケットを開発するスペースワンへ出資したことを発表しました。なお、出資額は公表されていません。
太陽工業は、JAXA、東京理科大学、清水建設の3者間で締結した連携協力書の下、宇宙の居住空間を検証する「スペースコロニーデモンストレーションモジュール」を2019年に作製しました。
2021年からは「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(通称スターダストプログラム)の一環である「宇宙無人建設革新技術開発推進事業」の技術研究開発に参画し、2022年には「月面インフレータブル居住モジュールの地上実証モデル構築」にも携わっています。
今回のスペースワンへの出資は、太陽工業の関係会社である太陽グループによる2022年6月の出資に次いで2度目です。太陽工業は「これまでの宇宙空間における研究開発領域から一歩前進させ、具体的に宇宙産業市場への参入を目指します。地上における射場周辺の施設建設支援なども含め、宇宙関連ビジネスで積極的に太陽工業の膜技術を紹介していく計画です」と述べています。
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井上榛香