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インターステラテクノロジズがシリーズEラウンドで31億円を調達。ロケットと衛星の両事業を加速【宇宙ビジネスニュース】
【2024年8月12日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
インターステラテクノロジズ(IST)は8月6日、SBIグループやNTTドコモ、情報通信研究機構(NICT)らからの第三者割当増資とりそな銀行からの融資により、シリーズEラウンドで31億円を調達したことを発表しました。補助金などを含めた累計の調達額は約170億円となっています。
また、ISTは、2027年度までに最大140億円が交付される文部科学省の「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)」にも採択されており、代表取締役CEO の稲川貴大さんは「日本政府が宇宙産業の重要性から民間ロケットの支援を明確に打ち出し、また弊社がその支援プログラムに採択いただいていることは、弊社事業にとって大きな後押しになっています」と述べています。
8月2日には、開発中の衛星の軌道投入ロケット「ZERO」の新しいペイロードユーザーズガイドが公開されました。
ISTはロケットの開発を進める傍ら、衛星通信事業への参入を目指しています。今回のラウンドの引受先としても参画しているNICTと超超小型衛星によるフォーメーションフライトを用いた通信システムに関する共同研究を2023年9月に開始し、2024年6月には総務省の研究開発事業を受託しました。
今回調達した資金についてISTは「日本初のロケットと人工衛星による垂直統合型スタートアップとして、今回調達した資金によってロケットおよび人工衛星の両事業を加速させてまいります」と説明しています。
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