宙畑 Sorabatake

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SpaceXが新たな商業飛行「Fram2」を発表。北極・南極のオーロラに似た発光現象を研究【宇宙ビジネスニュース】

【2024年8月19日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

SpaceXは8月12日、北極と南極の上空を通過する極軌道を飛行する初の有人ミッション「Fram2(フラム2)」を早ければ2024年に実施することを発表しました。

フラムというミッションの名称には、人類初の南極点到達を果たした耐氷船フラム号に由来しているということです。

宇宙飛行にはFalcon9ロケットとクルードラゴン宇宙船が使用されます。

ミッションの期間は3〜5日間。クルードラゴン宇宙船の大きな窓・キューポラから地球の極地を観測して、スティーブ(STEVE)と呼ばれるオーロラに似た発光現象を研究したり、宇宙飛行が人体に与える影響を理解するための研究を行う予定です。

参加するのは、マルタ出身の起業家で冒険家のチュン・ワンさんら4人です。

なお、SpaceXは史上初の商業船外活動などを行うポラリス計画の1回目の打ち上げを8月26日以降に実施することを発表しています。

短期間のうちに複数の商業有人ミッションが実施されることで、世間からの関心が高まりそうです。

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参考

First Human Spaceflight to Fly Over Earth’s Polar Regions

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