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Maxar IntelligenceとSatellogicがタスキングパートナーシップを締結【宇宙ビジネスニュース】
【2024年12月16日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
12月11日、大手地球観測企業Maxar Intelligence(以下Maxar)とスタートアップ企業のSatellogicがタスキング(撮像要求)パートナーシップを締結したことを発表しました。
Satellogicはマルチスペクトル、ハイパースペクトル、ビデオ撮影ができるセンサを搭載した小型衛星を打ち上げ、運用している企業です。これまでに打ち上げた衛星は40機以上に上ります。2010年に創業したアルゼンチン発の企業で、アメリカやオランダ、スペインなどに拠点を持っています。2022年にはSPACを活用してNASDAQ市場に上場しました。
今回発表されたパートナーシップにより、MaxarはSatellogicの高頻度観測が可能な衛星コンステレーションを運用する独占的な権利を取得し、その衛星画像を活用して、米国政府や国際的なパートナーの国家安全保障任務を支援するということです。
MAXARが自社で保有する衛星コンステレーションに加えて、Satellogicが保有する衛星コンステレーションも自社サービスに組み込めるようになったことで、より柔軟に顧客の要望に応えることが可能となりました。
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参考
Maxar Intelligence and Satellogic Announce Tasking Partnership to Support National Security Missions