宙畑 Sorabatake

ニュース

NASA、アルテミス計画のスケジュールを再延期。有人月面着陸は2027年半ば以降に実施へ【宇宙ビジネスニュース】

【2024年12月9日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

NASAは12月5日、アルテミス計画の今後の打ち上げを後ろ倒しにすることを発表しました。宇宙飛行士4人を乗せたオリオン宇宙船で地球と月を往復するアルテミスIIは2025年9月から2026年4月以降に、有人月面着陸を行うアルテミスIIIは2027年半ば以降に延期することになりました。

NASAは2022年11月に、無人のオリオン宇宙船で地球と月を往復するアルテミスⅠを実施しました。その際、オリオン宇宙船の耐熱シールドが地球の大気圏再突入時に想定以上に侵食されていたことがわかっていました。

今回発表された延期は、耐熱シールドの問題への対応などが影響しています。NASAは耐熱シールドの問題に対応するために、大気圏に再突入する際の軌道を変更するということです。

宙畑編集部のおすすめ関連記事

今週の宇宙ニュース

参考

NASA Shares Orion Heat Shield Findings, Updates Artemis Moon Missions

Share

衛生データに無料で触れる Tellusを試してみましょう 登録して使ってみる