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月を周回する「アルテミスII」に搭乗する宇宙飛行士4名が発表。NASA長官「何千もの人々の代表」【宇宙ビジネスニュース】

【2023年4月10日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

4月3日、NASAとカナダ宇宙庁(CSA)は、アルテミス計画における最初の有人ミッションとなる「アルテミスII」で月を周回する宇宙飛行士4名を発表しました。

Credit : NASA

リード・ワイズマン(前列中央、NASA、コマンダー)
クリスティーナ・コック(左、NASA、ミッションスペシャリスト)
ジェレミー・ハンセン(右、CSA、ミッションスペシャリスト)
ビクター・グローバー(後列中央、NASA、パイロット)

NASA以外の宇宙飛行士が月へ向かうのは初。NASAとカナダ宇宙庁は、月軌道ゲートウェイへのロボットアーム「カナダーム3」提供とカナダ人宇宙飛行士の月周回ミッション参加などを盛り込んだ合意を締結したことを2020年12月に発表していました。

アルテミスIIの飛行期間は約10日間で、オライオン宇宙船の生命維持装置の実証などが行われる予定です。NASAのビル・ネルソン長官は「アルテミスIIのクルーは、私たちを星に導くために努力を続けている何千もの人々(宇宙開発関係者)の代表です。彼らのクルーであり、我々のクルーであり、人類のクルーです」と述べています。

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参考

NASA Names Astronauts to Next Moon Mission, First Crew Under Artemis

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