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サグリがキリンホールディングスにサービス提供。ビールの原料・大麦の農地における炭素貯留量を予測へ【宇宙ビジネスニュース】

【2024年12月16日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。

衛星データとAIを活用したサービス提供を手がけるサグリは12月13日、キリンホールディングスに対してサプライチェーンにおける農地の炭素貯留量予測サービスの提供を開始したことを発表しました。

サグリは2024年4月にキリンホールディングスのコーポレートベンチャーキャピタルファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」から出資を受けて以来、キリンホールディングスのサプライチェーンにおける農地の脱炭素化を支援する事業の検討を進めてきました。

その第一弾として、サグリはキリンホールディングスと大麦のサプライヤーと協業し、ビールの原料である大麦を栽培する農地における炭素貯留量の予測を実施するということです。この取り組みを皮切りに、今後は対象地域や農作物を拡大し、サプライチェーン全体の農地脱炭素化に向けた戦略策定や実行支援を進めていきたい考えです。

なお、サグリは脱炭素関連の取り組みに力を入れており、6月には野村證券と野村ファーム北海道の協力のもと、北海道でTOWINGと農業分野の脱炭素に関する実証をか開始したこと、11月にはカンボジアの稲作地域において間断灌漑による温室効果ガス削減事業を始めたことを発表していました。

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参考

サグリ、キリンホールディングスに対してサプライチェーンにおける農地の炭素貯留量予測サービスを提供。SBTi-FLAGに対するGHG排出量・炭素除去量算定、削減・除去活動支援事業を開始。

サプライチェーンにおける農地の炭素貯留量予測サービスを利用開始

サグリx野村グループxTOWINGでテクノロジーを活用した農業の脱炭素化実証を開始

カンボジアの稲作地域において間断灌漑(AWD)による温室効果ガス削減事業を開始。JCM方法論の策定を目指す。

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