宙畑 Sorabatake

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LSPってなんの略?第43回「今週のSPACE ENGLISH」

House appropriations subcommitteeの議長、José Serrano氏が引退か。HASCにて話し合われている宇宙関連機関設立の優先度とは。地球の環境問題解決に宇宙が?

英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員TN.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。

今週は、3/18~3/31の14日間で『SpaceNews』内で頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を5個ご紹介します。

原文の記事について、記者(TOEIC600点)が読むのにかかった時間と記者の私見による難易度を三ツ星で記載しています。

読者の皆様もお時間のある時にぜひぜひ英語で生の情報を得ることにチャレンジしてみてください!


それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
   

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2019/3/18~2019/3/31

※()内の数字は該当期間の登場回数です

1.LSP

Launch Services Procurement の略。打ち上げサービスの調達という意味。

ここ数年、LSPの競争は激化しています。そこで、先週空軍はLSPの最終提案を打ち上げサービス提供会社各社に要求する事を明らかにしました。

内容には、2020年に打ち上げ予定のLSPフェーズ2について契約を結ぶ企業を2つ選択するなどといったことが組み込まれているようです。

発表されたら、実際にチェックしてみましょう。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ

?時間 35min.

?難易度★★★ 

空軍のロケット打ち上げ競争は政治的な争いに巻き込まれた

2.chairman

議長という意味です。

26日に行われた議会で、Mike Rogers氏は現在創設が検討されている米国の3つの独立した機関である宇宙指令部、宇宙開発庁、宇宙軍について、優先度の高さを話合うよう求めました。

トランプ政権国防副長官のShanahan氏は最初の2つが重要度が高いと指摘しました。

議論が行われる中で、HASC(House Armed Services Committee)という軍や国防総省、の資金調達に対し監督している委員会の議長であるAdam Smith氏が宇宙軍に対して一方的な叱責やコメントをしたようです。Shanahan氏はこれを指摘したうえで、HASCに対し、議題内容に関して、新たな提案を要求しています。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ

?時間 28min.

?難易度 ★★★

HASCが防衛系宇宙施策の優先事項についてシャナハンと議論

3.subcommittee

小委員会という意味です。

今回話題になっているHouse appropriations subcommitteeは上院議員と一緒に予算法案を可決する任務を負う米国の小委員会です。

その委員会の議長を務めているJosé Serrano氏が次期の議長選には出馬しないこと、つまり今期で議長を退くことを表明しました。

José Serrano氏は健康診断でパーキンソン病を発病していることが判明。進行具合がわからない病であるため、任務に支障をきたす恐れがあると引退の決意しました。

現在、議会ではNASAの予算案について注目されています。

NASA側が宇宙打ち上げシステム、Orionプログラムについての追加資金の請求を行っているようです。

新たな議長も含め、今後の展開に注目です。

■ 原文で宇宙ニュースにチャレンジ!

?時間 15min.

?難易度★

NASAの資金を出す下院小委員会委員長、引退へ

4.ruag

ナビゲーションシステムの製造 Credit : RUAG

RUAGというスイスを本拠地としている部品製造を行っている企業です。航空、宇宙、防衛の3つの生産部門を設けています。

宇宙部門(RUAG SPACE)では、ロケット機内、衛星のコンピューター部品を主に製造しています。

代表者であるLinder氏はインタビューで、市場内では数少ない大量生産を行っている企業であることを主張しました。さらに今後、AIが宇宙産業に参入してくることを指摘し、対応をしていく姿勢を見せました。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ

?時間 45min.

?難易度 ★★

宇宙におけるデジタルの進歩

5.sector

部門という意味です。

今回のインタビュー記事では、space sector、つまり宇宙部門という言葉が使われています。

現在、地球では環境問題が注目されています。最近、宇宙分野を環境問題に生かそうとする取り組みが行われています。例えば、UAEはMeznSatという衛星を地用してで海洋の藻の様子をデータにして送ることを行っています。

また、2021年には火星軌道に入る計画の同じくUAEのHope Probeという衛星は環境データの取得を試みています。

環境問題の解決方としてさらに宇宙だけでなく幅広い分野が利用されていくことでしょう。

■原文で宇宙ニュースにチャレンジ

?時間 30min.

?難易度 ★★

地球の持続可能性は、これからの宇宙探査にかかっている

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
以上、第43回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。


これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
   
執筆者:ラディッシュ担当M.S.

※これまでの「今週のSPACEENGLISH」はこちら
   

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