衛星通信で用いられるKa/Ku/Cってなに? 第46回「今週のSPACE ENGLISH」
HughesとYahsatはブラジルのブロードバンドに争点を当てた合弁会社を新たに設立。Relativity spaceは5月6日、Spaceflightと小型衛星の打ち上げについて契約を交わした事を明らかにしました。
英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員TN.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。
今週は、4/28~5/12の14日間で『SpaceNews』内で頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を5個ご紹介します。
原文の記事について、記者(TOEIC600点)が読むのにかかった時間と記者の私見による難易度を三ツ星で記載しています。
読者の皆様もお時間のある時にぜひぜひ英語で生の情報を得ることにチャレンジしてみてください!
それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2019/4/28~2019/5/12
※()内の数字は該当期間の登場回数です
1.number(43)
numberは数という意味です。
小型打ち上げロケットの開発を行っているRelativity Spaceは5月6日、Spaceflightと小型衛星の打ち上げについて契約を交わした事を明らかにしました。
契約内容は2021年末に打ち上げ予定のTerran1ロケットについて協力すること、
また、その他多数ちの打上げについても協力することに合意したという内容です。
この契約の影響でRelativity Spaceへの注文が増え、Telesatとも契約を結んだ事も明らかにしています。
■原文で宇宙ニュースにチャレンジ!
?時間 10 min.
?難易度★★
SpaceflightはRelativity Spaceと打ち上げの条約を締結しました
2.joint(34)
「joint」は接合箇所という意味です。
「joint company」という形でよく使われます。これは合弁会社という意味で、特定の事業を目的として複数の会社が出資することで設立された会社の事を指します。
衛星通信事業者のHughesとYahsatはブラジルのブロードバンドに争点を当てた合弁会社を新たに設立することを表明しました。
製造する衛星はインターネットアクセスをwi-fiスポットを介して消費者に直接提供する事を目的としています。
■原文で宇宙ニュースにチャレンジ!
?時間 10min.
?難易度★
3. ITU(31)
「ITU」は国際電気通信連合を意味します。
衛星の活用が広がる中、業界では無線周波数スペクトルの利用可能性が今後の衛星活用に大きく関わる事が考えられています。
このことを見越し、ITUは無線周波数スペクトルが有害な干渉を受けないために様々な用途に特定の周波数を割り当てるという内容の規定を示しました。
■ 原文で宇宙ニュースにチャレンジ!
?時間 20min.
?難易度★★★
ITUは打ち上げに関して、より厳しい規定を定めることを決めました
4.cbo(20)
「CBO」はCongressional Budget Office の略で議会予算局を意味します。
CBOの報告によると、空軍下で独立した宇宙軍を立ち上げると予算が今までの11億ドルから19億ドルかかることを明らかにしました。
space newsではこれはアメリカが宇宙において、リーダーシップを発揮させたいという熱量の表れだと報じています。
予算が大幅に増加した原因は人員の問題です。宇宙軍創設のために、新たに5700人から9700人を採用する予定です。彼らの給与や訓練の費用により大幅な資金が必要になっているようです。
■原文で宇宙ニュースにチャレンジ
?時間 20min.
?難易度 ★★★
5.ka(20)
「Kaバンド」は、周波数帯26.5-40GHzのマイクロ波です。
衛星製造会社Airbus Defense and Spaceは、静止軌道にある2つの衛星Measat-3、Measat-3aに置き換わるMeasat-3dを製造する計画を明らかにしました。
Measat-3dには、複数のペイロードが搭載されており、テレビ放送などに必要なCバンドや、Kuバンドに加え、Kaバンドにも接続可能となります。
打ち上げは2021年を予定しています。楽しみですね。
■原文で宇宙ニュースにチャレンジ
?時間 20min.
?難易度 ★★
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
以上、第46回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。
これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
執筆者:ラディッシュ担当M.S.
※これまでの「今週のSPACEENGLISH」はこちら