NASAが進める月面着陸のミッション「artemis」 第49回「今週のSPACE ENGLISH」
NDAA(国防認可法)の修正案が提出されました。FACA所属の委員会を減らすようトランプ氏が指示し、緊張が走っています。アメリカ国防省で辞任表明が相次いでいます。人事の移行に不安の声があがっています。NASAが打ち上げについて2つのプロバイダーを選出する事が決定しました。
英語が苦手で最新の宇宙ビジネス情報をキャッチするのに四苦八苦。そんな宙畑編集部員TN.と一緒に、宇宙ビジネスで使用される英単語を学ぶ本連載。
今週は、6/9~6/23の14日間で『SpaceNews』内で頻繁に出現した英単語(※これまでに同連載でご紹介した英単語を除く)を5個ご紹介します。
原文の記事について、記者(TOEIC600点)が読むのにかかった時間と記者の私見による難易度を三ツ星で記載しています。
読者の皆様もお時間のある時にぜひぜひ英語で生の情報を得ることにチャレンジしてみてください!
それではさっそく、Let’s 今週のSPACE ENGLISH!!
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集計対象記事:『SpaceNews』で該当期間に公開された記事のすべて
集計期間:2019/6/9~2019/6/23
※()内の数字は該当期間の登場回数です
1.artemis
「artemis」は、NASAが進める人類の月面着陸ミッションです。アルテミスの名は、アポロの双子の姉妹であり月の女神とされているギリシャ神話に由来します。
2024年までの月面着陸の達成を目指しており、最初のロケットの打ち上げは2020年を予定しています。
6月13日に、NASAはミッションに投資する金額は200億ドルから300億ドルに引き上げる必要があると正式に発表しました。さらに20日にパネルディスカッションが行われ、必要な金額の見積もりが合理的に行われました。
月面着陸に成功した、アポロ11号の際には、300億ドルの資金が投資されました。技術の進歩等を加味すると、資金の必要性は妥当であると判断されました
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?時間 13min.
?難易度★
NASAと契約する企業はartimesミッションの予算推定を支援する考えを表明
NASA・アルテミス計画、有人月面着陸と基地建設の計画が明らかに【週刊宇宙ビジネスニュース 5/20~5/26】
2.amendment
「amendment」は修正、改正という意味です。
米国の上院議員の内数人が、NDAA(国防認可法)の改正を提案しています。
この改正された法案には、the Space Frontier Actの内容が含まれています。また、ISS(国際宇宙ステーション)の認可を2030年まで延長すること、宇宙商務事務局を商務省の宇宙商務部に昇格させることも書かれています。
6月中にこの法案への議会が開かれる予定でしたが、いまだ結果が発表されていません。
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?時間 10min.
?難易度★★★
上院議員は商業宇宙法案を可決するための新しいアプローチを検討
3.advisory
「federal advisory committee act(FACA)」は連邦諮問委員会です。米国政府に関する様々な団体や機関の諮問委員会が集まり、意見を集約する役目を担っています。
トランプ氏は、6月14日、FACAが持つ委員会が360を超えるため、いくつかの委員会を終了させるよう指示しました。
NASAの中にも、応用科学諮問委員会および国際宇宙ステーション国立研究所諮問委員会等が終了の対象になるのではと懸念されており、対策が急がれています
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?時間 13min.
?難易度★★
4.transition
「transition」は、移行という意味です。
アメリカ国防総省では、人事の移行が注目されています。今月18日には長官であるPatrick Shanahan氏が辞任を発表しました。原因は、彼に家庭内暴力の告発と、以前反対されていていたにも関わらず、宇宙組織を軍の独立した組織とすることを最優先にした事が上げられます。
また、それに伴い、アドバイザーであったJohn Stopher氏が、辞任を表明しました。二人は同日に辞任する事を明らかにしています。
さらにSDA(Space Development Agency/宇宙開発局)ではChris Shark氏も辞任を表明。これは、彼が反対していた、SCO(Strategic Capabilities Office/戦力戦略設備室)とDARPA(Defense Advanced Research Projects Agency/国防高等研究局)の合併の決定が原因とされています。
機関内の辞任が次々と発表され、移行中の混乱について心配する声が相次いでいます。
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?時間 13min.
?難易度★★
5.win
「win」勝つ、勝ち取るという意味の動詞です。
空軍は、2022年から2026年まで29回のロケットの打ち上げを予定しています。
そこで、この打ち上げを2社に発注するを明らかにしました。
プロバイダーとしてノミネートされている企業は、United Launch Alliance・SpaceX・Blue Origin・Northrop Grummanの4社です。
法案ではより多くの打ち上げ企業と契約できるようになっていますが、空軍は2社以上の会社と契約するとミッションの説明やそれぞれの情報を統合する時間がもったいないとしています。
どの企業が勝ち取るのか注目が集まります。
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?時間 13min.
?難易度★★
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以上、第49回「今週のSPACE ENGLISH」いかがだったでしょうか。
これまで英語が苦手でなかなか海外の宇宙ニュースを敬遠していたという方も、「今週のSPACE ENGLISH」で少しずつ宇宙英単語を学んで海外の宇宙ニュースにチャレンジしてみましょう!
執筆者:ラディッシュ担当M.S.
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