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PlanetとSpaceXが2025年までの長期契約を締結。年内に44機を打ち上げへ【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/8/2〜8/8】
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8月5日、光学衛星ビジネスの草分け的存在であるPlanetは、SpaceXと2025年までの長期打ち上げ契約を締結したと発表しました。
Planetはこれまでに200機を超える衛星を打ち上げています。そのうち、83機はSpaceXの打ち上げ輸送サービスを7回利用しています。2025年までの具体的なスケジュールは明らかになっていませんが、12月のライドシェアミッションで44機の衛星を打ち上げる予定です。
2021年1月のライドシェアミッション
今回の契約締結について、Planetは公式サイトで
「SpaceXのFalcon9は、低コストのライドシェアサービスを提供する企業の中で最も信頼性が高く、頻繁に飛行しているロケットであり、当社にとってSpaceX(との長期打ち上げの契約)は当然の選択です」
と説明しています。
2015年に起きたFalcon9の打ち上げ失敗では、Planet の8機の衛星が失われる事態となりました。今回の契約締結の背景には、近年のサービス提供状況が安定したことが大きく影響しているのではないかと考えられます。
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参考
Planet Signs Multi-Year, Multi-Launch Rideshare Agreement with SpaceX