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商用宇宙ステーションの活用に向けて、総合商社・兼松がSierra Spaceと提携【週刊宇宙ビジネスニュース 2021/9/6〜9/12】
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9月8日、電子・電気デバイスや航空宇宙分野などに参入している総合商社の兼松は、商用宇宙ステーションの開発を進めるSierra Spaceと業務提携の覚書きを締結したと発表しました。
Sierra Spaceは、航空機や宇宙船の開発・製造を手がけるSierra Nevada Corporationの宇宙部門から独立するかたちで創業した企業です。
2022年にSierra Spaceが開発する再使用ロケットを用いて、ISSへの補給ミッションを開始、2027年には独自の商用宇宙ステーション「Sierra Space Station」の打ち上げを計画しています。
「Sierra Space Station」は、3Dプリンターを用いた製造や製薬・医療関連の研究、食品の生産、映画の撮影、宇宙旅行といった幅広い用途での利用が検討されています。
これまで兼松は、Sierra Spaceの代理店として、国内企業向けに宇宙機器の販売を行ってきました。今回の業務提携は、範囲を拡大し、国内の地球低軌道や商用宇宙ステーションの利用事業の開発を加速させることを目的としているようです。
民間企業によるISSの利活用が進み、地球低軌道の利用事例や活用のニーズが見え始めてきました。ISSの老朽化が懸念するされるなか、商用宇宙ステーションの構築や活用にも少しずつ注目が高まっていくのではないでしょうか。
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