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SAR衛星ベンチャーICEYEがシリーズDで約150億円を調達。災害対応製品の提供拡大へ【宇宙ビジネスニュース】
【2022年2月7日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
2月3日、フィンランド発のSAR衛星ベンチャーICEYEがシリーズDラウンドで1億3600万ドル(約156.8億円)を調達したと発表しました。
既存株主である宇宙専門のファンドSeraphim Spaceのほか、新たに航空宇宙や防衛関連製品を扱うイギリスのメーカーBAE Systems、Kajima Venturesらが株主として加わりました。
ICEYEは創業以来、累計3億400万ドル(約350.3億円)の資金を調達したことになります。
今回調達した資金は、自然災害の被害を把握するソリューションの提供拡大や衛星コンステレーションや技術の向上、衛星画像を取得するのにかかる時間の短縮などに充てられる予定です。
ICEYEは2021年6月に日本に支社を開設する計画を発表しています。災害対応関連のソリューションの提供が拡大すれば、メリットを享受する日本企業も増えていくのではないかと考えられます。
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