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火星衛星探査計画(MMX)の打ち上げは26年度に延期へ。JAXA山川理事長「世界をリードできる状況」【宇宙ビジネスニュース】
【2023年12月11日配信】一週間に起きた国内外の宇宙ビジネスニュースを宙畑編集部員がわかりやすく解説します。
12月5日、宇宙基本計画工程表の改訂案が示されました。
基幹ロケットについては、打ち上げ失敗の原因究明結果を踏まえた対策を講じ、H3ロケット試験機2号機は2023年度中、イプシロンSロケット実証機は2024年度下半期の打ち上げを目指すことが記載されました。
また、宇宙基本計画工程表では、H3ロケットでの打ち上げが計画されているミッションのひとつであるJAXAの火星衛星探査計画(MMX)の探査機を打ち上げる時期を、当初予定されていた2024年度から2026年度に変更する案が盛り込まれました。MMXは火星の衛星フォボスのサンプルを採取して、地球に持ち帰る科学ミッションです。
これに対して、12月8日に開催された定例記者会見でJAXAの山川宏理事長は、
「MMXは火星の衛星のサンプルリターンを行います。(世界的にも)そういった計画はほかにまだありませんので、MMXの優位性は失われていませんし、その点においては世界をリードできる状況にあると考えています」
と述べました。
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