三菱重工業は9月18日、2027年以降にH3ロケットによる複数回の打ち上げ輸送サービスをフランスの大手通信事業者Eutelsatに提供することを発表しました。

H3ロケットは2024年2月に打ち上げられた試験機2号機で初めて衛星の軌道投入に成功しました。7月には3号機による先進レーダ衛星「だいち4号」の打ち上げが成功。10月には4号機でXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を打ち上げる予定です。

海外顧客からのH3ロケットによる打ち上げサービスの獲得は、2018年に発表されたViasat（旧Inmarsat）に続く2社目になると見られます。

今回発表されたEutelsatとの合意について、三菱重工業の宇宙事業部長の五十嵐 巖さんは「両社にとって最初の打上げ合意に至ったことに感謝すると共に大変光栄に感じています。打ち上げ成功を重ねることで顧客からの信頼を得て、ユーテルサット社との長期的なパートナーシップを築いていきたいと考えています」と述べています。

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参考

仏ユーテルサット社と三菱重工、H3ロケットでの複数の打上げに関して合意

英インマルサット社と三菱重工、新型基幹ロケットH3での打上げで民間企業と初の合意 打上げは2022年以降を予定